ドイツではこのごろ、雪が降り積もっているようです
本来なら、その雪でなおさらクリスマスマーケットが美しく着飾られる季節なのですが、
今年も、コロナで、早めに終わってしまったようです
娘のアパートの近くのスーパーALDIの屋根の上にも雪が降り積もっています
ALDIというスーパーは、いわゆるHDS(ハードディスカウントスーパー)というタイプのものらしくて
箱積みで物が置いってあって、比較的お買い得な価格で商品が買えるそうで、
中間所得層の強い味方です
品数は少なめらしいですが、通路は広めでゆったりと買い物ができますね
アメリカでも急成長しているスーパーだそうで、
日本にもすでに業務スーパーやドンキなど多数ディスカウントスーパーがありますが
世界進出できるだけのビジネスモデルをALDIが持っているということで、とても興味深いです
このALDIが日本には進出していないのも、何か理由があるのではと思います
安い肉を売り過ぎて... 2020年コロナ期のことですが ALDIは、安い肉を売ることが消費者に酷評されるということがあり、 食肉加工会社テニエスの工場では、安い肉の販売を、安い労働力である移民労働者が支えていたことが表面化しました それを受けてなのか、今年2021年6月に、ALDIは2030年までに 最高の畜産形態(グレード3と4)の肉しか売らないように改革すると発表したということです (このニュースの引用元『tagesschau』は、毎日20:00から放送しているドイツの国民的ニュース番組です) ドイツでは、動物福祉とヴィーガン、ベジタリアンとが密接に結びついているようですね 肉を食べないこと、つまりヴィーガンを貫くことにより、動物にやさしい行動をしているとみなされます 動物にはもちろん鳥も含まれてます 4年ほど前ですが、娘の友達が来日したときに、鵜飼を見学するのはどうかな〜と私が気軽に提案したら、 「鵜の食べ物を奪うのを鑑賞するなんて悪趣味なことはしたくない」と拒否されたことがあります 逆に、奈良公園を自在に動き回る鹿たち(神の遣いですが)を見て、彼女は非常に喜んでくれて、 日本で一番気に入った場所だと答えてくれました 危うく、日本の文化の一面だけしか伝えられないことになりそうでした 思いがけず鹿さんに救われました ドイツで増えつつあるヴィーガン、動物福祉、根深い移民問題は、 島国日本からすると、今のところ、ピンとこないことばかりのように思えますが、 ドイツの肉の問題は、来たる食料危機にも関わってくる問題で、 世界の食料政策に重大なヒントを与えてくれているのかもしれません 日本の大豆由来の食料 豆腐、あげ、ゆば、を世界中の人が食べ出したら、どうなるのでしょうかと心配になりますが 大豆は、痩せた土地でこそ、大きな実をつけるということです 食料危機の救世主になり得る素質を持ってますね
パンのコーナーはこんな感じです
スーパーのお酒の売り場です
グリューワイン(ホットワイン)を購入したそうです
今年のクリスマスも、クリスマスマーケットが中止となり、ロックダウンに備えてか、
早くも、近所のスーパーから、グリューワイン用のワインの数が少なくなっているようです
グリューワインといえば、赤、を連想しますが、白、も最近は飲むんですね 両方買ったそうです
グリューワインはこのスーパーで見ると2€くらいでとても安くて、
もともとは残ったワインを余すことなく使うという目的から、古代ローマ時代からはじまったものだそうです
名前のグリューは、ドイツ北部のゲルマン人がワインを加熱するために使った鉄鍋が赤くなっていることを指す言葉に由来しているそうです
グリューワインのレシピは簡単で
ベースとなる赤、もしくは白のワインに対して、シナモン、カルダモン、クローブ、バニラ、生姜、アニス、ナツメグなどの各種香辛料を入れ、加熱します
その後に砂糖またはハチミツを入れて甘くするだけ 香辛料を入れるのは主に赤のグリューワインに対してで、 入れるときも、ワイン1に対して0.5ほど水を入れ、予めオレンジなどのフルーツを切ったものを入れ加熱する とありますが、
どのレシピも、果物も香辛料も一気にいれちゃってるのをたくさんみかけますね
お好みでよさそうです
これぞグリューワインの王道!!というレシピがあれば、またご報告します
注意点は、沸騰させない、細かく言えば、78度以上にさせないということと、 ステンレス鍋を使うことです(アルミニウムや銅鍋だとダメージを受けてしまうとか)
日本でやるなら、耐熱グラスに入れて電子レンジ(500W)で20秒加熱とサントリーさんもすすめられてます レンチンならもっと簡単ですね ぜひおうちでやってみてください 想像以上に心も体もあったまること間違いなし
ドイツでは、箱買いするくらい、クリスマスにはグリューワインを家族や友人と集まって飲みますが、
クリスマス限定の風物詩なのですね 日本人がお正月に飲むお屠蘇は、そこまで浸透していない気がします
2015年(少し前ですごめんなさい)アウグスブルクのクリスマスマーケットで飲んだグリューワインです
オレンジか砂糖のせいなのか、極端に甘くて、とても熱い!!
アルコールの匂いがぷんぷん沸きたってて、なんといっても、シナモンかクローブもしかして生姜??のスパイシーな香りが目に刺激的すぎて、網膜がひりひり!目が痛くて飲めない、くらいの勢いでした
雨が降っていたのに、ほとんど誰も傘をささず、グリューワインに雨が少々入ってても、
誰も気にしている風ではなかったですね
ところで、娘がスーパーを3軒くらい回って買い集めたグリューワインです
スーパーによって、ラベルが違うそうですが、どれもGLUHWEIN と書いてます
一番右のは、HEIDELEERE と書いてあり、ハイデルベリーでできたグリューワインです
どれが一番美味しいのかな
若者は、味付ズミのグリューワインを買うそうですが、ドイツの一般家庭では、今でも
お手製のグリューワインを作ることも多いようです
ドイツのスーパーも本当にいろいろあるみたいで、少しずつメモっていきますね 一般的なスーパー REWE(レーヴェ) EDEKA(エデカ) 総合スーパー Kaufland(カウフランド) Real(レアル) ディスカウントスーパー PENNY(ペニー) ALDI(アルディ) LIDL(リドル) NORMA(ノルマ) Netto(ネット) オーガニックスーパー Alnatura(アルナチュラ) Bio Company(ビオ・カンパニー)
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